株式会社ヤマチク – 竹の、箸だけ。

| プレスリリース

がん経験から開発した“くちびるが感動するお箸” 登場! 猫舌堂・ヤマチクがコラボして製造

株式会社猫舌堂(本社:大阪府大阪市北区中之島3丁目6番16号、代表取締役:柴田敦巨)と株式会社ヤマチク(本社:熊本県玉名郡南関町久重330、代表取締役:山崎清登)は、2021年4月20日より、摂食嚥下障害など口腔内がデリケートな当事者が口当たりに徹底的にこだわって開発したお箸「iisazy お箸(イイサジー おはし」を発売いたします。

企画したのは、がん経験者で看護師でもある猫舌堂の柴田敦巨。

「これまでに100種以上のカトラリーやお箸を試してきたけれども、どこか使いにくい…」

がん患者の要望や自身の経験から感じた、現状のお箸への不満を解消するため、“使いにくさ”を徹底的に検証し、設計した「iisazy お箸」。実際に形にしたのは、熊本県で半世紀以上続く老舗お箸メーカー・ヤマチク。これまで老若男女に向けて、年間500万膳のお箸を届けてきた、竹のお箸のシェアで日本一を誇る企業です。あらゆる世代の食事シーンに寄り添ってきたヤマチクが、猫舌堂の思いを受け、みんなにやさしいお箸を作りました。
食べることに悩みがあっても、なくても誰もが食事を楽しめる「くちびるが感動するお箸」を、お届けします。

<iisazy お箸の特徴>
①しなやかさ・なめらかさに、くちびるが感動
竹箸の最大の特長は、強度と細さを両立できること。口元に入る部分も細く、食べ物の邪魔をしません。また、竹のしなりにより滑りにくいため先端加工のザラつきもない上、通常の2倍細かいサンドペーパーで丁寧に削ることで、極上のなめらかさを実現しました。

②軽く、指にフィットするから疲れない
竹箸のもう一つの特徴は、軽さ。食欲不振の時は一口を口に運ぶのも一苦労。また、高齢者は食事の途中で疲れてしまうこともあり、軽さはとても重要。持ち手は指に馴染むように「らせん状」に削り、その軽さとフィット感から、まるで自分の手と同化したような使い心地を感じていただけます。

③持ち運びたくなる、長さ・質感
摂食嚥下障害を抱える方はマイ箸を持参することも多いです。しかしながら、自宅用は持ち運びには長すぎる一方で、お弁当用は少し短い上にプラスチック製だとどこか味気ない。iisazy お箸は、一目で天然素材だと分かるアガル質感(気分が)で、実用性も兼ね備えた、長さ22cm。「ちょうどいいお箸」に仕上げています。

■「iisazy お箸」が生まれるまで――開発ストーリー
「iisazy」シリーズを開発したのは、猫舌堂・代表取締役の柴田 敦巨(しばた あつこ)。24年間看護師として勤務していましたが、2014年、耳下腺がんに罹患し、手術と化学放射線治療を経験しました。その際に顔面神経が傷つき、顔の左側にマヒが残ってしまったのです。口を大きく開けられず、上手くものが食べられなくなってしまった経験から、「生きることは食べること」だと強く実感。同じように食べることへバリアを感じている人々の「食ベる楽しみ」「生きる楽しみ」を支えられたらと、起業を決意しました。

2020年2月、摂食嚥下障害を持つ方も使いやすいスプーンとフォーク「iisazy spoon」と「iisazy fork」を発売。一般的なものに比べて、口に入れる部分をフラットかつ小さな形状にし、摂食嚥下障害があっても食べやすい形状を実現しました。

「iisazy spoon」と「iisazy fork」の発売から1年。第二弾として挑戦するのは、日本人の食卓に欠かせない「お箸」です。ヤマチクが、細く軽い竹の素材を活かし、「くちびるが感動するお箸」を開発しました。

iisazy spoon・fork同様に、障害を抱える方だけではなく、小さなお子様や高齢者の方にもおすすめ。障害を持つ方にとっての食べやすさにこだわりぬいて作り上げたからこそ、どのような方にもお使いいただける。「ユニバーサルデザイン」の概念を体現するプロダクトです。

■商品情報
〇長さ:22cm
〇色 :クリームイエロー
〇価格:1490円(税込)
〇発売日:4/20(火)16:00~
〇販売チャネル:猫舌堂オンラインショップ他、各種小売店と調整中

https://shop.nekojitadou.jp/

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