ヤマチクのこと
ヤマチクは、先代が1963年に創業してから半世紀にわたり、一貫して「竹」の素材を生かす製品づくりに取り組んできました。資源の少ない日本の中で、生育が早く循環性の高い竹は、資源の有効利用やリサイクルという観点からも重要な素材です。
竹は古来より、日本人の身近にある素材として、さまざまな生活用品に加工されてきました。しかし時代の変化と共に、素材は石油製品へと移り、竹製品の多くは安価というだけで輸入品に移っていきました。
では、果たしてその先にどんな未来があるのでしょう? やがて石油や輸入素材も高騰し、慌てて国内を見渡した頃には、竹箸を作る技術さえ伝承されていない。私たちはその時、竹の箸という文化そのものを失ってしまいます。
しかし、希望の光も感じています。最近は、お客様の中から本物を求める声が多く集まるようになり、私たちが竹の箸に込めている想いを理解していただく機会も、増えてきました。
一度使うと、その違いがよくわかる、竹の箸。私たちは、これからも実直に、竹の箸だけにこだわり続けていきたいと思います。株式会社ヤマチク代表取締役 山崎清登
ヤマチクのあゆみ
-
昭和38年福岡県福岡市早良区にて「山﨑竹材工業所」を創業。
-
昭和51年主力商品であった竹の建築資材の需要が拡大し、熊本県玉名郡南関町に第二工場を建設。
-
昭和52年売上の90%を占めていた取引先が倒産。
残りの10%だった竹のお箸の製造に社運を賭ける。
熊本県玉名郡南関町に本社を移転し、拠点を一本化する。
建材製造の技術を活かして箸の材料や箸の生地をつくり、他の箸メーカーに供給することで、竹箸製造の技術を磨く。 -
昭和55年ウレタン塗装の技術を導入。
いよいよ竹の塗箸づくりに挑戦するも、10年近く全く売れず。 -
昭和60年100円ショップの菜箸の製造開始。しかし安価な輸入品に押され、わずか数年で撤退。
-
平成元年CO・OP(日本生活協同組合連合会)様のOEM製造開始。
-
平成2年大手量販店様のOEM製造開始。
-
平成3年法人化して株式会社ヤマチクを設立。「竹の、箸だけ。」を製造する会社へ。
OEMの受注も増え、ようやく竹箸メーカーとして軌道に乗る。 -
平成5年のちにヤマチクの主力商品となる「がんこ箸」の製造を開始。
-
平成15年うるしの塗装を独学で始める。
-
平成19年連続テレビ小説「ちりとてちん」の箸ブームによって、うるしのお箸の注文が殺到。
-
平成20年取引先の海外展開により、受注が激増。
増産のため、独自の設備開発に乗り出す。 -
平成28年高校新卒者を初採用。
-
平成29年年間生産数量が500万膳を突破。
-
平成30年熊本県玉名郡南関町に新たに第二工場を竣工。
会社概要 / アクセス
- 社名
- 株式会社ヤマチク
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員
- 24名
- 代表取締役
- 山崎清登
- 住所
- 【本社工場】
〒861-0836 熊本県玉名郡南関町久重330 (Googlemap)
【第二工場】
〒861-0836 熊本県玉名郡南関町久重14 - TEL/FAX
- 0968-53-3004 / 0968-53-0840
- メール
- info@hashi.co.jp